あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

言葉に敏感になると見えてくるものが違ってくる。

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

↑わたしにとってバイブルに等しい

 

こんにちは。美枝です。

 

私はコピーライターですから

言葉には、ふつうの人よりも

敏感だと思います。

 

だから、言葉を乱暴に扱う人は

あまり好きではないですし

言葉の表現(ニュアンス)は

かなり気を使っています。

 

ワザと、ヤング(死語)な

言葉を使うこともありますが……

 

余談:

堅苦しい文章の中に

一瞬入れ込むと

スパイスになります……

が、高度なセンスが必要なので

諸刃の剣です。

 

 

ふだんの会話でも

マジでーーー?とか

ヤバくない?

マジウケル\(^o^)/

 

みたいなワカモノコトバは、

極力言わないように

気をつけています。

 

というより、

わたしの年齢からして

ひんぱんに使っていたら

タダのおバカさんです(笑)

 

しかし。

 

言葉に対する

感度の高さに関しては

まだまだ上がいるんですね。

 

ブログでちょこちょこ

話題に出している

わたしのビジネスの先生は

 

成功

 

という言葉がきらいなんです。

 

えっ???

なんで???

 

と思いませんか?

 

わたしも一瞬

なぜ?と思いました。

 

世の中的に成功者は

崇められ尊敬されるし

 

成功法則ってタイトルについた本は

よくベストセラーに入っています。

 

↓25万部以上売れたそうですよ

非常識な成功法則【新装版】

 

「成功」ってポジティブな言葉ですよね?

 

まちがいないですよね???

 

 

???

 

 

一度よーーく考えてくださいね。

 

 

わたしは、なんとなく

ああ、成功って言葉には

いい意味だけじゃないもの

がついているな……と

わかりました。

 

説明しましょう。

 

成功って言葉には

対になっている言葉があります。

 

そう、

 

失敗

 

ですね。

 

成功を追い求めている人は

必ず、どこかで失敗を

意識しているわけです。

 

けっこうこの状態は

ツライでしょうね。

 

失敗しないように

しないように

気をつけて

成功をめざす……

 

なんか、あまり

いい気分になりません。

 

自分の中で

 

これは失敗

これは成功

 

っていう基準を

作ってしまうと

それに縛られて

生きることになります。

 

かなり窮屈な生き方に

なりませんかね?

 

また、成功者っていう

言葉も危険です。

 

ときどきメディアが

絶賛して持ち上げる

成功者っていますよね?

 

でも、彼らがその後も

ずーーっと成功者なのか……

っていうと

そうでもないんですよね。

www.news-postseven.com

「マネーの虎」っていうのは

15年くらい昔の人気番組です。

 

その当時、イケイケ(死語)で

売り上げを上げていた企業の

社長さんたち……

(いわゆる成功者ですね)

 

彼らのことを「マネーの虎」と呼ぶ

 

に対して、お金が必要な

起業準備中の人とか

夢を実現させたい人が

プレゼンをして

「マネーの虎」たちを

納得させることができれば

お金を投資してもらえる

っていう番組です。

 

その当時の「マネーの虎」たちが

今は莫大な借金を作っていたり

ひどい人はホームレス??

という衝撃的な話が

最近話題になっているのです。

 

どうですか?

 

こうやって考えると

「成功」って

状態を表す言葉なんですよね。

 

だから、成功者って

今日言われたとしても

次の日には転落している

(失敗者になっている?)

可能性があるってことです。

 

わたしも、過去に

自己啓発書なんかに染まって

成功者になりたい!

などと願っていたことがありました。

 

しかし。

 

成功っていう言葉の

「儚さ」に気づいてから

成功したいとか

成功者になりたいとか

考えなくなりました。

 

「人間万事塞翁が馬」

という故事成語が好きです。

kotowaza-allguide.com


こちらのことわざは、

幸せ・不幸せの捉え方ですが

成功・失敗も捉え方ひとつでしょう。

 

ノーベル賞級の発見の影には

実は失敗があるって聞きます。

 

↓実験に失敗してノーベル賞を受賞した人

生涯最高の失敗 (朝日選書)

 

最初に戻りますが、

 

もっと言葉に敏感になりたい

 

と思っています。

 

言葉の研究は今後も続きますので

また、なにか発見があったら

書きたいと思います。

 

 

 

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