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「無敵」なわけがないでしょう?

こんにちは。美枝です。

 

ここ数日、

異常に目にするワード。

 

それが「無敵の人」です。

 

最初意味がわからず、

ネット検索してみました。

 

無敵の人とは (ムテキノヒトとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

 上記サイトより引用してみます。

無敵の人とは、ネットスラングの1つである。

簡単に言ってしまえば、『失うものが何も無い人間』のこと。失うものが何もないので社会的な信用が失墜する事も恐れないし財産も職も失わない、犯罪を起こし一般人を巻き込むことに何の躊躇もしない人々を指す。

もとは2008年頃にひろゆきが自らのブログの中で発した言葉だったが、2013年に「黒子のバスケ脅迫事件」などを通してこのフレーズが最近再び話題になった。

 

なるほどネットスラングですか。

 

それも言い出したのは、

あの2ちゃんねる元管理人の

ひろゆき氏なのですね。

 

さらに引用してみます。

 

元々、無職で社会的信用が皆無の人にとっては逮捕というのは、なんのリスクにもならないのですね。

 

 それでなんとなくわかりました。

 

この侮蔑的な言葉が

ここまで広まった理由が。

f:id:bocbqcmn:20180627225654j:plainPhoto by Vitor Barros on Unsplash

 

弱いものを叩く快感に溺れて

やめられなくなった人に

ときどき、ネット上で

すれ違うことがあります。

 

「すれ違う」という表現は

ネットを使っていて

見ようと思っていないのに

なんらかの拍子に

他者を攻撃する言葉を

嫌でも目にしてしまう状態です。

 

「無敵の人」

 

この言葉は現在なんらかの理由で

無職となってしまった人全てに対して

矢のように刺さっていることでしょう。

 

まるで

 

無職イコール犯罪予備軍

 

のような使われ方です。

 

無職の人の中には

体調や精神状態の不調で

やむなく無職となってしまった人も

たくさんいるでしょうし

最近は介護のために

仕事を辞める人も多いと聞きます。

 

無職というステータスが

犯罪の引き金になることもあるでしょう。

実際、最近起こったショッキングな事件の

加害者は無職と伝えられています。

 

だからと言って、

無職であれば即犯罪予備軍

のように言われるのは

かなり行き過ぎのように思います。

 

無職という状態は

私も過去に経験がありますが

周りが思うよりも辛く

強いプレッシャーを感じつつ

生きているものです。

 

そういう人を容赦なく叩くのは

立ち直りを遅くし、さらには

新たな加害者を生み出すことにも

なりかねないと危惧しています。

 

そして一番忘れ去られてる視点。

 

それは、

 

王様とか大富豪でもない限り

失業・無職という立場に

誰もがなる可能性があるということ。

  

今日、あの加害者を

「無敵の人」と嘲笑った人が

明日、突然クビになる

ことだってありうるのですよ。

 

この視点は忘れないで

欲しいと思います。

 

盛者必衰。

 

明日は我が身。

 

 

 

 

 

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