あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

毒親だった人が“ただの老人”になった。

こんばんは。

美枝です。

 

また、1ヶ月以上

ブログ更新が途絶えてしまった。

 

実は、母親が入院しました。

 

10月はもうバタバタで。

入院するまでが結構ひどくて。

 

いわゆる、病院たらいまわし……

 

というよりも、検査しても

異常が見つからないので、

結果的に何軒も病院を

ハシゴする羽目に

なってしまいました。

 

今のところ『認知症』

ということになっています。

 

 意識がクリアになったり

おかしくなったりを

繰り返している状態です。

 

母親のことは前にも

ブログに書きました。

 

いわゆる“毒親”でした。

 

私は耐えきれず

逃げるように

実家を出たのです。

 

f:id:bocbqcmn:20201103230259j:plainPhoto by Annie Spratt on Unsplash 

 

先月は何度も母親の

トイレの介護をしたりしました。

 

ある意味、

 

「自分が母親の介護をしている」

 

ことが驚きでした。

 

もし、タイムマシンで

一番母親との関係が

険悪だった時代に戻って

 

未来に絶望していた高校生の自分に

「将来、おまえは母親の介護をするんだよ」

と伝えたとしたら、

 

絶対に信じないと思うし、

自殺しかねないと思う。

 

だって、そのころの私は

母親への憎しみがMAXでしたから。

 

いつか殺してしまうのではないかと

悩み恐れていました。

 

それくらいの激しい怒りがあったのです。

 

そんな私が、あれほど憎んだ母親の

トイレ介護ができたなんて!!!!

 

決して、誰かにほめてもらいたくて

告白しているわけではないです。

 

私は、これまで

さまざまな心理療法を受けたり

ヒーリングメソッドを使って

母親に対する

憎しみや怒りの感情を

リリースしたから

なんとかなっただけ。

 

そういう意味では運がよかった。

 

もし、この状況が10年くらい

早くきていたら、

まちがいなく、

私は逃走したと思います。

 

絶対に、絶対に、

親の介護など放棄して

逃げただろうと断言できます。

 

やせほそり、小さくなった

母親を両手で抱えても

あの強烈な憎しみが

蘇ることはもうありません。

 

ただ、悲しみのような

感情もないのです。

 

とてもヘンな感じです。

 

母親は、ただの老人……。

 

そのへんにいる

 

おばあちゃん、

おじいちゃんと変わらない。

 

本当にただの年寄り

にしか感じないのです。 

 

いいのか、わるいのか。

 

まだわかりませんけれど。

 

毒親の介護に直面して悩んでいる人に

こんな私がアドバイスできるとしたら

 

「絶対に無理はしないこと」かな?

 

逃げたいのであれば逃げていいと思う。

 

激しい感情を持ったままで

介護は絶対に無理だと思うからです。

 

今はたくさん

毒親に育てられた人向け

の対策本が出ているから、

木になるものを読むのも

ヒントになるかもしれない。

 

 

とにかく無理しないことです。

 

では、また。

 

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