Ken Yokoyama-Ricky Punks Ⅲ(映画 横山健 疾風勁草編 より)
Ricky Punks Ⅲ(歌詞・和訳)
リッキーはシーンNo.1のパンクスになった
誰も彼の知識と思想を打ち負かせなかった
彼は気に入らないバンドをディスり
誰も知らないアンダーグラウンドバンドとつるんで悦に入った
とても小さな地下室での出来事
「あいつらは嫌いだ 俺は奴らと違う」
彼は自分に問いかけた
「なあリッキー 今楽しいと言えるか?」
リッキーは本当はそんな自分に飽きていた
気がつけばいつも一人ぼっちだった
パンクから教わったこだわりは大事だが
もっと大事なことがあるんじゃないか と思っていた
そんな時、大地が揺れた
明日が来るとは思えない夜をすごした
彼は自分に問いかけた、
「おいリッキー 今オレはどうすべきか?」
リッキー、前に進め
リッキー、前に進むんだ
リッキーは水と食料とガソリンを車にいっぱい詰めて
被害の酷い地域に車を走らせた
彼には一瞬で分かったのだ
もう理屈をこねている場合じゃないと
ガタガタになった道を走りながら
彼の頭の中には“ユナイト”の文字が浮かんでた
彼は自分に問いかけた、
「おいリッキー、それってお前が一番嫌ってたことじゃなかったか?」
リッキー、前に進め
リッキー、前に進むんだ
車の窓から外をみる
粉々に砕かれた土地
次々と被災地に向かう車達
涙が止まらなかった
涙が止まらなかった