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経営戦略理論の古典的名著はスルメ味だった。

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

 

こんにちは。美枝です。

 

去年の秋ごろ購入はしたものの

手ごわそうに感じて

なかなか読み始めることが

できなかったのですが

ついに手を出しました。

 

最初は、ポーター教授の

名著『競争の戦略』を

読もうとしたんですが……

 

コレです↓

競争の戦略

 

表紙だけ見ると時代を感じさせる

古めかしいデザインで

なるほど、古典なんだな……

という感じですが…

 

本屋に行って実物の書籍を

ひとめ見たら

クラクラっと

めまいがするくらい

分厚い本で(笑)

 

※おおよそ厚さ5センチくらい?

 

お値段も6000円を超えます(驚)

 

とてもじゃないけど

読みこなせそうにない!

 

とはいえ。

 

経営戦略理論の古典で

必読書とも言われているし

わたしがビジネスの勉強を

教えていただいている

プロデューサーの

推薦書でもあるし

どうしよう……

 

と思っていたら、

エッセンシャル版があることを知り

まよわず、そちらをオーダー。

 

でも、いざ読もうとしたら

かなりハードルが高い!!

 

これ当たり前なんです。

 

『競争の戦略』は、

MBA取得者が選ぶ

お薦め経営学書ランキングで

第1位を獲得しているという

バリバリの専門書ですから(汗)

 

今読み進めているのは

エッセンシャル版だけあって

かなり読みやすく

なっているようですが……

 

それでも、噛み砕くのに一苦労。

 

わたしのような人間が

ポーター教授の著書に対して

言える立場じゃないんですが

 

この本を一言でいえば……

 

焼きスルメ

のような本です(笑)

 

本の内容を要約して

ブログに書くなんて芸当は

たぶん、あと10年くらい

精進しないと無理だと思われます。

 

しかし、ここで終わるのは

つまらないでしょうから

ひとつ意外なことを書いて

終わりにします。

 

この本…… 

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

  • 作者: ジョアン・マグレッタ,マイケル・ポーター(協力),櫻井祐子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 7回
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帯のコピーを引用してみますね。

 

なぜ日本企業は衰退したのか?

なぜ「最高」や「一番」を

目指すべきでないのか? 

 

まだ本の3分の1程度しか

読んでいませんが、

ポーター教授は

「最高」や「一番」を

明確に否定しています。

 

=============

 

競合他社との差別化を図ろうとして

ある業界内の1社が最高を求め

品質向上を始める。

 

それに追随しようと他企業も

最高を目指して競い合いを始め

それによって、業界全体の

ハードルが上がってしまう。

 

差別化のための

品質向上だったはずなのに

結果的に、提供するものが

どの企業のものも

似たり寄ったりに

なってしまう。

 

顧客の視点から見ると

どの企業から提供されるものも

品質に差を感じられないために

結局、価格で購入を決めることになる。

 

そして、品質向上のために

かけたコストを上回るだけの

収益が見込めなくなってしまう。

 

==============

 

これって、ひんぱんに

起こっていますよね。

 

ドラッグストアや

コンビニに行くと

似たような商品が

たくさんあって

どれをえらべばいいのか

よくわからないってこと

ありませんか?

 

唐突に話を変えますが……

 

だから、ほぼ日手帳は

売れるんですよ!

 

ちなみに、「ほぼ日」は

マイケル・ポーター教授の

名前にちなんだ賞である

ポーター賞を受賞しています。

www.porterprize.org

 

ポーター賞は独自の考え方や

仕組みを持って運営し

成功している事業に贈られる賞です。

 

この本を読むと、ほぼ日が

ポーター賞を受賞するのは

当たり前だなって思います。

 

最後にまた書くけど

 

『マイケル・ポーターの競争戦略』は

 

手強い本ですよ〜

なかなか噛み砕けないですよ〜

噛めば噛むほど味が出る

スルメのような本ですよ〜

 

実はかなりオイシイ。

じっくり味わってます(笑)

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