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君に届け26巻……また、泣いた。

君に届け 26 (マーガレットコミックス)

 

こんにちは。美枝です。

 

映画にもなったし、

アニメ放映もしていたので

知らない人はいないと思います。

 

椎名軽穂作『君に届け』です。

 

わたしが、このマンガを

見つけた時はまだ、

コミックスの3巻が

発売されたばかりのとき。

 

その当時、勤めていた会社の真裏に

小さい本屋さんがあり、ビジネス街なので、

マンガはあまり置いていなかったんですが、

たぶん、店員さんがこのマンガのファン

だったんでしょう、手描きのPOP

(販促広告)があって、それに目を留めて、

 一瞬で、これはおもしろそうだ!と

直感し、コミックスを購入しました。

 

とにかくですね……

 

3巻まで読んだ段階で、

すでに号泣ですよ。

 

ネタバレになるといけないんで

くわしくは書きませんが、

 

主人公の爽子(黒髪ロングで見た目は貞子)は

ちょっとクラス内で浮いた感じの子で

まあ、イジメまではいかないものの、

ノケモノにされているというか

ルックスがルックスだけに

恐れられているというか

そういうワケで最初は

友人がひとりもいない子なのです。

 

それが、いろいろなトラブルを乗り越えて

初めて、あやねと千鶴という

2人の友だちができるのです。

 

ここまでの道のりが1〜3巻までなんだけど

この3人の友情物語がね……

 

うわ、まずい。

 

書きながら泣きそう。

 

この1〜3巻までの間に、

爽子とあやね、千鶴の3人の友情を

引き裂こうと画策し、

また爽子の恋のライバルとなる

「くるみ」ちゃんという

小悪魔系女子も登場します。

 

ルックスは、アイドル級。

しかし、ココロは真っ黒(笑)

 

爽子がまっすぐで誠実な

ホワイト系キャラなので

対になっているキャラですね。

 

 しかし、くるみちゃんには

こういうひねくれた性格に

なってしまった原因とも言える

悲しい過去があることを

のちのちのストーリーで

明かされています。

 

そして、実は……

 

わたし、くるみちゃんの

密かなファンだったんですよ(汗)

 

 ネット上などでは、

くるみちゃんは非常に嫌われ、

バッシングされています。

 

当たり前ですよね。

かなり腹黒いですし、策士ですし。

 

爽子の恋のお相手である

風早くんに片思いしていて

交際前にいい雰囲気になっている

ふたりをどうにかして引き裂こうと

いろいろ画策するわけです。

 

しかしです。

 

わたしは、くるみちゃんを憎めなかった。

 

 で、話は最新巻の26巻に飛ぶわけですが(笑)

 

ここで、4巻〜25巻までを、

ざっくりとまとめておくと……

 

風早くんと爽子は、

くるみちゃんだけでなく

いろいろな妨害を乗り越えて

めでたくお付き合いを始めます。

 

千鶴もあやねも高校生らしく

部活(の応援)に恋に学祭に忙しい毎日。

 

その間、彼らは

高校1年から3年になり受験生。

今は進路に悩む時期です。

 

受験を控えて、

くるみちゃんと爽子は

勉強でもライバルとなり

一緒に勉強する仲に。

 

26巻は、くるみちゃんの要望で

爽子の自宅で「勉強合宿」をするというお話。

 

このお泊り勉強会で、

くるみちゃんはついに、

爽子ちゃんに本心を打ち明けるのです。

 

うう〜、また泣きそう。

 

ネタバレはこのへんで終わりにします。

 

このマンガのすごいところは

タイトルの『君に届け』が

風早✕爽子のふたりだけに

関するキーワードでなくて

 

爽子✕くるみ だったり

くるみ✕風早 だったり

風早✕風早の父 だったり

あやね✕ケント(あやねの彼氏)だったり

(他にもたくさんありますけど)

 

登場人物たちが

自分の想いを届けることに

誠実に向き合っているところが

素晴らしいのです。

 

たぶんね、

 

作者の椎名さん自身が

わたしたち読者に対して

届けたい強い想いがある

それがこの『君に届け』

というタイトルになっている。

 

そして

 

作者の届けたい想いが

登場人物の『君に届け』たい!

という気持ちとなって

こっちにも伝わってくる。

 

だから、泣けてしまうんです。

 

もし読んだことがないなら

ぜひ1巻から一気読みをオススメ!

たぶんね、ティッシュ一箱分、

鼻水出るくらい泣けますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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