あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

矛盾したメッセージが心を傷つける。

こんばんは。ミエです。

 

毒親の話も、もう少しで終わりにしますよ。

 

その前に、親子間で

個人的に経験したことを

書いておきます。

 

《毒親に育てられた》って、

ひと言で言っても、

人それぞれ、いろいろ違うんですよね。

 

そりゃ、人間十人十色と言いますから、

「毒親」って言い方は

非常に雑で、大雑把な

カテゴリー分けだと思っています。

 

本来なら使いたくない言葉。

 

でも、世の中的には、

だいぶ認知されるようになったし、

ある程度、この言葉ひとつで

他人に理解をしてもらえる。

 

だから「毒親」って言葉を使っています。

 

とはいえ、私の場合、

どういう親子関係だったのか?

は、ある程度書いておかないと

読んだ人もイメージがしにくいかな?

と思って、ちょっとばかり

自分語りが多めになっています。

 

わたしの親とのいびつな関係性を

シンプルに言えば、「過干渉」と

「ダブルバインド」です。

f:id:bocbqcmn:20211205173101j:plainPhoto by Riccardo Ginevri on Unsplash

 

家の外では、

《地域で一番の優等生になること》

を要求され、

 

家の中では、

 

「オマエは世の中で一番最低のニンゲン」

「死ね」「○チガイ」

 

と、暴言を吐かれるという状況で育ちました。

(注:暴言は毎日ですからね)

 

心理学の専門用語で言うと

「ダブルバインド」と言います。

 

ダブルバインドとは、

「二重拘束」という意味。

 

私の場合は、母親が

ちょっとおかしい人だったので

2つの完全に矛盾したメッセージを

表に発信していますが、

 

通常は、表のメッセージの

裏に「メタメッセージ」

が隠されていて、

その2つが矛盾しているために、

メッセージを受けた人間は混乱します。

 

ダブルバインドの例として

よく挙げられるのは、

 

会社などで、上司が部下に

「わからないことがあったら

なんでも聞いてね」と言いながら、

部下がわからないことを聞きにいくと、

「なんでこんなことがわからないんだ!」

と怒られる。

 

とか、

 

親子間なら、

「なんでも好きなものを選んでいいよ」

と言われて、子供が好きなものを選ぶと

「こっちを選びなさい」

と親の意向に沿ったものを選ばされるとか。

 

私の場合も、好きなものを

選んでいいと言われて選ぶと

否定されることは頻繁にあり、

 

ときには、最初から

自己主張することをやめて

親の言いなりになり、

(かなり投げやりな気持ちでした)

 

親の言うとおり

A案にしたら怒られて

次にB案をやれ、と言われて

やったら怒られて

最後にC案にしろ、と言われて、

やってもやっぱり怒られて。

 

結局、親は「私を否定したいだけ」なんだ、

ということを理解してしまったときの

絶望感を通り越した虚無感……。

 

言いなりになっても、

なにをしても、

肯定してくれないんですから。

 

だから自尊心とか、自己肯定感というものが

若い頃は、これっぽっちもなかったです。

 

これが私の親との関係で

私自身を深く傷つけることになった

「ダブルバインド」で、

もうひとつが「過干渉」です。

 

これは、次回書きます。

 

 

 

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