こんばんは。
ついに、今日は後編です。
が!
またしても、文字量が
非常に多くなってしまい・・・
後編を2つに分けるか?
と悩みましたが、
「あとがき」をつけることにしました。
すいません。本当に長いです。
では、前回の復習から・・・
印鑑を売りつけられるまでの経過(前編)
①最初は普通に占いをして鑑定
・姓名判断だったような記憶。
もしかすると、四柱推命?・西洋の占いではなかったです。
・かなり丁寧にいろいろ鑑定してくれた。
・自分も結構、突っ込んだ身の上話を
占い師にしてしまった記憶がある。(これがつけ込まれる原因に……)
↓
↓
↓
②途中から雲行きが怪しくなる
・鑑定開始から20〜30分くらいして、
開運のために「印鑑」を買うように言われる。・ご先祖さまの霊を鎮めないと開運できない、
とかなんとか言いながら説得してくる。・脅迫的なことは一切言わず、にこやかに
やわらか〜い口調で、売り込んでくる。・内心、ヤバイな、と思いつつも
この時点では、なんとか逃げ切れる・・・
と思っていた・・・が、甘かった・・・
では、後編スタート!
印鑑の売り込みの経過
①いちばん最初に提示された印鑑の価格
・・・50~30万円くらい?
注意:約20年以上前に提示された金額です。
今のお金の価値で換算すると
100万円くらいになる?
ここのあたりの金額の記憶は、かなり曖昧。
だけど、最初に金額を言われたときは、
予想をはるかに超えていたので、
そこで初めて、ビンタ食らった感じで
「やばいところに来てしまった・・・」
とハッキリ自覚した段階。
ここから、長時間の攻防戦が始まったのです・・・
・占い師さんは、印鑑の売り込みを始めても
やさしい口調のまま
・「あなたの為を思って・・・」といった
非常にセールストークもおだやかなもの
・大声で脅すとか、そういうものは一切なかった
だからこそ、というか、「買えません」
とハッキリ言ってものらりくらりと、
かわされてしまって、膠着状態に・・・
②次に提示された印鑑の価格
・・・10万円くらい
わたしは最初から
「お金がなくて買えない」とか
金銭的なことを理由にして
切り抜けようと考えていました。
ずっとお金がないの一点張り。
そうしたら、向こうは価格を下げました。
このあたりから、なんと!!
隣の部屋にスタンバイしていた人が
印鑑の売り込みに参加!
それも2人!
もう、私のこころの中では、
自己嫌悪、自己批判の嵐・・・
無料鑑定に引かれて、
軽い気持ちで占いに行ってみたら
こんなことになってしまって
なんて自分は馬鹿だったんだ!
あ〜、馬鹿馬鹿馬鹿!
同時に、早くこの場を去りたい。
早く家に帰りたい。つらい・・・
売り込みに後から加わった人も
口調は丁寧でおだやかで
脅すようなことは一切ありませんでした。
だけど、本当に、しつこくて
何度私が「お金がない」
「買いません」と言っても
食らいついてくるのです。
何分くらい攻防戦が続いたか
よく覚えていませんが、
非常に長く感じたのは確かです。
そして、攻防戦の途中から、
「お金がなくて買えない」とか
金銭面での理由では、この状況を
突破できないとわかってきて、
絶望的な気分になっていきました。
③最終的に提示された価格
・・・5000円~1万円くらい
こちらはずっと「お金がない」で
抵抗していたのですから、
あちらは、こちらが買えそうな
金額を提示するわけです。
最終的に提示された金額はたしか
1万円前後の金額だったと思います。
もう、疲れ切ってしまっていたので、
とにかく、その場から逃れられるなら・・
という感じで、ほぼ妥協する感じで
「それなら印鑑を買います」
と返事をしてしまいました。
占い師さんたちはとても
おだやかに、にこやかに、
そしてうれしそうに、
「これであなたの運命は好転しますよ~」
と言ってくれましたが、
もう心底、運命なんて
どうでもよくなっていました。
無料鑑定だし、電車乗ったのも
3駅程度ですから、現金はほとんど
持たずに来ていたので
その場でお金を払わず、
契約書のようなものを
書かされたのを覚えています。
クレジットカードも持っていないと
ウソをついたような記憶があるので
契約書ということになったんだと思います。
契約書を書いて終わりではなかった・・・
そして、契約書を書く段階になって
さらに奈落に突き落とすようなことが発覚。
実は印鑑購入の契約をした後、
その占い師が私の部屋に来て
「お祓い」みたいな儀式を行う
というステージがあったのです!
それも、週に1回、1ヶ月間だか
2ヶ月だか連続して行うって
言われた気がします。
印鑑はその1回目に持参するとのことでした。
攻防戦に疲れ果て、
残ったエネルギーを振り絞って
やっと契約書を書いて
これでこの状況から解放されるぞ!と
少しだけ気持ちが軽くなったあとで
この仕打ち・・・
もう、どうしたらいいんだ???
運命好転どころじゃないですよ。
まさに、地獄に突き落とされたような気分で
うちに帰りました。
最終的にどうなったか?
①知人に相談してクーリング・オフする
その日の夜だったか、
次の日だったかわかりませんが、
信頼している人に電話して相談しました。
当時、Google先生は
この世に存在していませんでしたから
今の時代のように、ネット検索して
解決方法を見つけることはできません。
実際は相談というより、
泣き言を言ったような記憶があります。
で、その知人は非常に有能な方だったので
「クーリング・オフ制度」のことや
「配達証明つき郵便」のことなどを
教えてくれました。
知人に相談した後、
契約破棄をすることを決心し、
配達証明つき郵便を使って
「契約破棄をする」と
書いて送ることにしました。
②居留守を使って儀式を阻止
しかし、もうひとつ、自宅に来て
「お祓い」をするという儀式を
断らなくてはなりません。
この部分は、記憶が薄れていて
よく覚えていないんですが、
印鑑購入後、1週間以内に自宅に来る
という設定になっていたはずです。
で、うっすら覚えているのは、
配達証明つき郵便で
契約破棄の書類を出すのは
セーフ(契約から8日間以内)
だったのですが、
お祓いにくると決まっていた日には
間に合わなかったのです。
占い師に電話をするのは
絶対にイヤでした。
あれだけ、対面でねちっこく
売り込まれたのですから、
電話なんかしたら、
また長時間、話を聞くことに
なってしまうだろうと
想像できたからです。
それで、どうしたか?
家に来てしまうのは仕方がないとして
「居留守」を使うことにしたのです。
部屋のドアの前に紙を貼りました。
「印鑑は買いません。
契約破棄の書類を昨日、
配達証明付郵便で発送しました。
もう来ないでください。」
といった感じのことを書きました。
たしか、来るのが早朝だったんです。
お祓いに適した時間が早朝ということで。
朝の7時ごろだったか?
その日の朝は早起きして
というか、目が覚めてしまって
その時間を待ちました。
当時、アパートの2階に住んでいたのですが、
階段を上がってくる足音が聞こえたときは
めちゃくちゃ緊張しました。
私の部屋のドアの前で足音が止まり
たぶん貼ってあった張り紙を
読んだのでしょう・・・
数秒後に、1回だけ確認するように
「トントン」とノックされました。
絶対に物音を立てないように、
固唾を飲んで玄関ドアを見ていました。
ドアに添えつけのポストに、
なにやら紙を突っ込んで、
その人は帰って行きました。
あとでポストを確認したら
メモ書きが入っていて
よく覚えていないですが、
《とりあえず了承した》
といった内容が
書かれていたと思います。
これで終了でした。
・・・・
と、ここでENDにしても
良かったのですが
なんとなく後味が悪いので
その後のことなども含めて
次回は「あとがき」です。