こんにちは。美枝です。
知っていますか?
大きな事件とか事故、
災害が身近で起こったとき……
そして、
自分自身が直接
事故にあったり、被災したとき……
こころの防衛反応のようなもので
一定期間の間は
「ハイテンション」になります。
しかし、それが落ち着き、
状況がわかってくると
とてつもない
落ち込みがやってきます。
3.11の時の記憶も
だいぶ薄れてしまっていると思いますが、
わたし自身も、3.11以降の数週間、
妙なテンションの高さが
あったことを覚えています。
眠くならなかったり
必要以上に元気で
やたらと働こうとしたり。
今、復旧作業や救助活動で
不眠不休で動いている方も
たくさんいらっしゃると思いますが
今は、そういった危機的状況の際の
ハイテンション状態だということを忘れずに
無理をしないでいただきたいと
願わずにはいられません。
今日はこんな記事を見つけました。
引用します。
大変なパニックの直後には、心に作用するものがある方がいい
子どもなら、絵本やぬいぐるみ。スペースが許せば小型クレヨンなど、色が綺麗で、遊べて、心を癒してくれるもの。
そして、今回の熊本地震のように余震の恐れがある場合は、家の片付けに向かうこともできず、長い時間を避難所にて待機して過ごすことになる。子ども達には「日常を取り戻す時間」が重要だ。大人が面倒を見なくても自分たちで勉強、遊ぶことができるように自習用のドリル、絵本、クレヨン、ぬいぐるみなどがあるといい。
小さいことかもしれませんが
こういった「心に作用するもの」は
非常持ち出し袋に入れておくなんて
思い浮かばなかったり、
最悪、忘れてしまいがちです。
また、非常食も
長期間保存できることを
優先的に考えてしまうので
味気ないものになりがち。
非常食には必ずお菓子を入れておくことを強くおススメしている。エナジーバーもいいのだけれど、追加で一口羊羹とかチョコ、キャラメルなどの甘い物を入れておくのがいい。なぜなら、人間の脳は砂糖を摂取するとストレスが減り、リラックスできるように出来ているから。
(中略)
大変なパニックの直後には、栄養価だけの問題じゃなくて、心に作用するものがある方がいい。そして、こう言った「心が美味しい」と思えるものがあることが、ストレスが著しく増えている緊急時にはとても有効なのだ。
非常食として定番の乾パンがありますが
あれは、水分がないと
食べるのがつらい食品です。
日持ちしますから、
優秀な非常食ではありますが、
チョコやキャラメルも食べられたら
気持ちが休まるとわたしも思います。
こちらは、セーブ・ザ・チルドレンの
子供にやさしい「非常用持ち出し袋」です。
出典:セーブ・ザ・チルドレン
岩手、宮城、福島の3県に子どもにやさしい防災キットを配布 Vol.1(2013.08.19)
折り紙とUNOが入っているところが
子供の気持ちをよく考えているなあと思いました。
被災していなくても
テレビの映像やネットの情報で
気づかないうちにメンタル的に
影響を受けてしまうこともあります。
被災された方は当然ですが
支援していく側にも
メンタルケアは非常に大切。
焦らずに自分のできることを
日々淡々とこなしていくことが
今の時点において、
復興の一番の後方支援になると思っています。