あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

クリエイトすることを止めた。から、もう一度立ち上がる。まで。

こんばんは。美枝です。

 

この記事アップするのに、

3回も書き直してしまった。

 

それくらい、書くのに、

ある種の覚悟が必要だった。

 

庵野秀明監督の

ドキュメンタリー番組を観てからの

私の心がどんな風に動いたか、

という話を書きます。

 

最初に断っておくと、

庵野監督作品の大ファン、

というわけではありません。

 

でも、クリエイトした作品は

ある程度、鑑賞して知っています。

 

そりゃ、新作公開であれだけ騒がれて

ドキュメンタリー番組まで作られるくらいで、

 

そのドキュメンタリー番組さえ

反響がすごくて

再放送されるくらいですから。

 

知らないわけがない。

 

付け加えて、

 

また新作が発表されたら

劇場まで観に行きたいな。

 

くらいの温度感のファンでもあります。

 

これから書くことは別に

監督作品の批評でもなんでもなく、

 

時代のトップランナーと言って間違いない

才能に恵まれたクリエイターの制作風景を見て

 

自分が「クリエイター」という職業に憧れて、

 

「広告クリエイター」

という肩書きで

仕事をした時期があって、

 

ある時挫折して、

クリエイトすること

を止めてしまって、

 

で、いま。

そして、これから。

f:id:bocbqcmn:20210606200552j:plainPhoto by FLY:D on Unsplash

 

ドキュメンタリー番組の内容を

つらつらとここに書く気はないのですが、

自分に響いたところだけ書いておくと、

 

「自分の命よりも作品の方が大事」

という庵野監督自身の言葉。

 

「彼は血を流しながら作品を作る」

という師匠でもある宮崎駿監督の言葉。

 

作品がネット上でボロクソに叩かれて、

自殺寸前まで追い詰められた話。

 

さらに追い詰められて鬱病で倒れた話。

 

でも。

 

作品を作ることを止めなかった話。

 

番組を観ていたら、

なんだか泣きたくなったんです。

 

悲しいとかそういう涙ではなく

胸の奥が、ぎゅうーーーーとなる感じ。

 

疼く感じ。

 

自分にもまだ、クリエイターとして

何か作品を作り出したい

という気持ちが残っていたのか? 

 

なんなのか?

 

確か、このドキュメンタリー番組って

初放送が3月下旬だったんです。

 

それから今までずっと、

なにか、どかすことができない

「重し」みたいなものが

胸に乗ったまま。

 

で、やっとやっとわかったのは

 

「才能」とか

「実力」とか

「他人からどう評価されるか」とか

「マーケティング」とか

 

そういうの、もうどうでもいいから。

 

また「作る人」になりたいなって。

 

別に宣言することでもない。

 

3歳くらいの子供だって

勝手に歌を作って歌うし、

クレヨンがあれば絵を描くし、

 

「クリエイト」することなんか

別に特別なことじゃなくて

すごく自然なことなのだし。

 

庵野監督の仕事風景は壮絶でした。

 

「命を削って作品を作る」

 

という表現が比喩ではなくて

本当に命を削りながら

作品を作っている・・・

 

そういう制作現場でした。

 

その来る日も来る日も

ひとつの作品を完成させることに

極限まで集中している

現場の映像を観たことで、

 

私の中に封印されていた

「創作意欲」が

マッチの火程度の大きさで

燃え上がりました。

 

たぶん、燃え盛る火山の火の粉が

ポッと降りかかったんです、私に。

 

それからちょっとずつ、

日常にも変化が出てきて

今もそれが継続しています。

 

少しずつ大きくなっているけど

炎はまだロウソクの火くらいだし。

 

ちょっとずつ進みます。

 

ではまた。

 

 

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