あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

下書き書いてから2週間放置した映画評をどうぞ。

このブログ内のすべての記事を,AIの学習データにすることを禁じます。

 

こんばんは。

 

暑いですね。暑い。

もう、腹が立つのを通り越して

腹を立てる気力さえも

暑さに奪われて、

無気力になりつつあります。

 

実は、7月に宮崎駿の映画を

2本、立て続けに観まして。

 

え? 2本?

と思われた方もいるでしょう。

 

1本は1987年に制作された実写映画です。

『柳川堀割物語』

 

もう1本は、一切宣伝なしのまま

7月に封切られた

『君たちはどう生きるか』です。

 

で、張り切ってブログ記事を

書き始めたのはいいんですが

『君たちはどう生きるか』について

ちょっとうまく

自分の中で消化ができなくて

ブログ記事を下書きのまま

寝かせてしまいました。

 

で、8月に入ってからもう1回観てきました。

 

できるだけネタバレ

しないように書くつもりですが

まっさらな気持ちで映画を観たい人は

この先は読まないほうがいいと思います。

 

ではここから、映画評始めます。

まずは『君たちはどう生きるか』から。

 

結論として、これ

「金曜ロードショー」で

やるんでしょうか?

 

子供向けの作品ではないことは確かです。

 

旧ツイッターでみかけた

「登場人物の誰にも感情移入できない

(させない)作りになっている」

という映画評に、私は納得できました。

 

そう。誰にも共感できない。

 

主人公は宮崎駿監督自身を反映させた

人物であることは確かなようです。

 

映画を観終わったら読んでみるといい参考記事です。

note.com

 

私はこの記事で紹介されている

宮崎駿の生い立ちのようなものを

うっすら知っていましたが、

父親はかなり大きな会社を経営していて

母親は病気がちで、宮崎駿自身は

ボンボン育ちのお坊っちゃま(笑)

 

まあ、これくらいの予備知識があれば

主人公は宮崎駿自身の

反映だとわかるはずです。

 

で、映画のタイトルとストーリーが

あまり噛み合っていない感じ。

 

映画のタイトルを回収する

場面は出てきますが

え? これだけ?

って感じでした。

 

で、宮崎駿作品といえば・・・

お約束の異世界に迷い込む・・・

 

異世界で出会うラスボス的な人物、

あれもたぶん監督自身の

反映のように思うんですよ。

 

異世界に誘う青サギ(の中の人)も。

 

(青サギは、ポスターになってます)

 

映画の終わり方も

観た人それぞれで

感想が変わるような終わり方で

 

言い方を悪くすると

「投げっぱなし」な

感じで終わります。

 

ま、だから映画のタイトルが

「疑問系=投げかけ」なんでしょう。

 

とても観念的で小さい子は

理解できないんじゃないかなあ。

 

登場人物の誰にも共感できなかったのに

「心が引っ掛かる」部分がすごく多くて

後からジワジワと迫ってくる感じ。

 

パンフレットも

まだ入手できないので

モヤモヤする感じもあります。

 

でも、決して、つまらないとか

おもしろくない映画ではなかった。

 

だけど、あ〜おもしろかった!!!

で終わらせてくれない映画でした。

 

もうひとつの実写映画も紹介しておきます。

 

『柳川堀割物語』は正確に言うと

製作:宮崎駿 監督:高畑勲

です。

 

予告編がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=nQ0eUZek09s

(期間限定公開です。リンク切れ注意)

 

アニメではありません。実写映画です。

ほぼドキュメンタリー。

 

1987年制作で(株)二馬力の

クレジットが入ってました。

当然、ジブリ映画おなじみの

アレ(トトロのやつ)は出てきません。

 

絶対に途中で寝そうだと思って、

前の晩早めに寝たのですが、

やっぱり15分くらい途中で

寝てしまいました。

 

川の再生の物語です。

 

映画のキャッチコピーは

「もうひとつのナウシカ」

となっていますが、

どちらかというと

『千と千尋の神隠し』の

ベースになっている

映画だと思いますね。

 

『千と千尋』は川の話ですよね。

ハクはもともと川の神様だし、

オクサレ様も川の神様だし。

 

よく知られていることですが

環境問題に取り組んでいる

アクティビストとしての宮崎駿が

色濃く出ている映画でした。

 

DVDが出ているみたいですね。

柳川堀割物語 [DVD]

 

とても淡々とした映画なので

寝落ち注意です。

 

1987年と2023年の宮崎駿作品を

立て続けに観たのですが

根っこの部分は

変わっていないのだなあ

と感じました。

 

では、また。

 

 

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