あきらめたままでも急に走り出していいのさ。

あなたの背中は押さないけど、もしかすると効いちゃうブログ

「嫌われる勇気」じゃなくて、ホントは「媚びない勇気」だと思う。

こんにちは。美枝です。

 

あなたは、『嫌われる勇気』

っていう本、知っていますか?

 

これ、2013年の発売からずっと

ベストセラーを続けているんです。

 

amazonの売り上げランキングも

ずっと上位です。

 

販売総数は100万部を

突破したらしいです(スゴイ)

 

で、ごめんなさい。

実はわたしは読んでいません。

 

仕事でこの本の内容を

調べる必要があったので

書いてある内容は

だいたい把握できています。

 

でも、この本が売れた

大きな要因として

“タイトルの良さ” を

わたしは、挙げたいと思います。

 

日本人の気質……

 

ひとに嫌われたくない

仲間はずれになりたくない

 

そのために日々行われる

嫌われないようにするための

数々の気遣いやら配慮やら……

 

それは、強烈なストレスでしょう。

 

そんなストレスまみれの人のハートは

この本のタイトルに、ズッキュン!と

撃ち抜かれてしまったのだと思います。

 

これが、「媚びない勇気」だったら

絶対に、売れていなかっただろうなあ〜

 

それは、媚びていることを

自覚するのは、むずかしいからです。

 

“媚びへつらい”していることって

自覚してしまうと、

屈辱感でつらくなるんですよね。

 

わたしは最近、ある人に対して

実は“媚びていた”ことを

はっきり自覚した瞬間、

 

ああああ! わかった!

なんかこう、いっつも、

モヤモヤしていたのは

この「媚びていた」せい

だったんだーー!

 

という清々しさとともに

ドーンと体まで重くなるような

自己嫌悪感もやってきました。

 

でもね

 

媚びていることを自覚して

媚びない言動、行動を

選べるようになるだけで

かなり、人生ストレスが減ります。

 

そして「媚」を必要とする人が

周りにいなくなる。

勝手に去っていきます。

 

だから、一番先やるのは

「媚びること」を止めること。

 

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ネッコは媚びない。エサが欲しいときは甘える(笑)

 

最後にひとつだけ注意を……

 

『嫌われる勇気』の

ベースになっている

アドラー心理学は

 

トラウマの存在を否定しています。

 

「トラウマはない」というのが

心理学者アドラーの主張です。

 

おいおいおいおい。

ちょ、待てよ。

 

かなり恐ろしい主張なので

もし、あなたが過去に

ひどい虐待を受けたとか

なんらかのショッキングな

経験をしているとしたら

この本は、絶対に

読まないほうがいいです。

 

あと、褒めてはいけない

という主張もあります。

 

おいおいおいおい。

ちょ、待てよ(2回目)

 

これに関しては、

 

「褒めてはいけない」

ではなくて

 

「褒め方をまちがえるな」

が正解だと思います。

 

わたしが大尊敬している

日本が誇る整体師

野口晴哉氏のこちらの本を

猛然とおすすめしたいです!

 

「叱り方褒め方」

「叱ることを時々、怒ることと子供たちに取り違えられることがある。それほど大人の叱り方は下手なのである。褒めることは的にピッタリ当らねば甘く見られる。叱ることは三分的を外さねば逆らう。傷口に直接触れられるのは痛いものである。その痛さから新しい気力がおこるのであるから、傷口の深さ迄見究めねばならないが、的中必ずしも心を拓かない。褒め、叱るにはたしなみが要る」(本書「序文」より)

http://noguchi-haruchika.com/books_shikarikatahomekata.html

 

残念ながら、

amazonには古書しかありません。

 

こちらから新版が入手できます。

www.zensei.co.jp

 

野口晴哉氏って誰?

という方はこちらへ。

noguchi-haruchika.com

 

 

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