こんにちは。美枝です。
昨日の続き。
ときどき、
すごく歌がうまいんだけど
逆にそれがハナにつく
ってことがあります。
過去に、歌がとても上手な
女性歌手がデビューしました。
歌手デビューするんだから
うまいに決まってるでしょ?
はい、そうですね。
でも、彼女は
別格のうまさでした。
それなのに、なぜか
どうしても、
聴くのが苦痛に
なってしまうのです。
その理由を勝手に考えました。
彼女の声から
私が感じ取ったのは、
ドヤァ!
私、歌うの、
うまいでしょ〜
というメッセージです。
つまり、自負心が
強く感じ取れたんです。
彼女の強烈なプライドのほうが
強く押し出されていて
歌の世界観が後ろに隠れてしまい
聴いていられなかったんですね。
でもデビューしてすぐに
オリコン1位を取る
大ヒットを出したことで
歌の上手な
女性歌手といえば◯◯
みたいな代名詞に
すぐになってしまいました。
私はCSの音楽チャンネルを
付けっぱなしにして
BGMのようにして
作業をしたり、
FMもよく聴きます。
彼女のオリコン1位の曲は
音楽チャンネルでも
頻繁に流されていて
私は曲のイントロが
少し聴こえただけで
ミュートしてしまうくらい
彼女の歌を聴くのを
避けていました。
それから数年後。
久しぶりに
テレビから流れてきた
彼女の歌(新曲)を
聴いたとき
あら?
なぜかミュートしないで
ちゃんと聴けたんです。
やわらかくてあたたかい
歌の世界観が
こちらにちゃんと
伝わってきたんですね。
自分の歌のうまさを
ひけらかすような
歌い方ではなくて
歌に込められたメッセージを
聴く人にどうしても伝えたい
という思いが、すーっと
ハートに伝わってきました。
それからは、
彼女の歌が心地よく
聴けるようになりました。
まだ、続く。