こんにちは。美枝です。
恥ずかしながら、
合気道を続けて
来年の冬で丸3年になります。
通っている道場には
歴30年とか40年とか
とんでもねえ先輩方が
たくさんいて
私なんかは
「チリとかホコリ」
みたいなレベルなんですが
それでも、いろいろ体感的に
わかってきたことがあります。
よく言われる
大切なのは、
量より質だよ
的なはなしです。
私も「質」は
大切だと思っています。
けれども、
ある程度の「量」も
絶対に必要なんだと
それが体感レベルで
実感でわかってきました。
お稽古は最初
とにかく
ガムシャラ
にやるしかなくて、
自分の手とか足とか
どうなってんじゃあ??
(自覚ができない)
みたいなお稽古を
ひたすら回数だけ
やり続けていた
時期がありました。
これってすごくて
ブルース・リーが言ったあの名言
Don't think. FEEL!
これがですね、自動的に
できるようになるんですよ。
ってか、考えているヒマなど
与えてもらえないのです。
考えていたらできない。
ひたすら、お稽古を
やり続けるのです。
正確には、
Feelさえできない。
考えないで動くだけ。
ただそれだけです。
感じることさえ忘れる。
「あたま真っ白」とも違う。
体を勝手に動かすことだけに
集中している感じ。
矛盾していますが。
自分の意思では動いていないように
自分の意思で動かす、みたいな。
まあ、そんなことを
やっているうちに
あれ?
勝手に
なんだか
動いてるよ。
自動車免許を
取ったことがある人なら
わかるかもしれません。
最初は、いちいち
このスイッチを押して……
このギアを入れて……
バックミラーを確かめて……
アクセルをそっと踏み込んで……
みたいな一連の動きを
意識してやっていたはず。
それが慣れてくれば
もう勝手に自動的に
できるようになる。
あんな感じで、
勝手に体が動かせるように
動かせるじゃないな、
動いてしまう感じに。
それで思ったのが
量は質に変えられるんだな。
ということ。
世の中、
量より質
いや
質より量
みたいな論争がありますが
私は「どっちも大事派」なので
質より量とは思っていないのです。
それは、
ある一定量までは
質より量
でいいんですけど
その一定量を超えたら
質も大事にしないとダメだと
思っているからです。
イチローを例に出すのは
なんとなーく
ズルイ感じがするんですけど
わかりやすいので出します。
イチローがとにかく
素振りを毎日
大量にやることは
有名ですけど
高校球児の頃の
イチローの素振りと
大リーグで活躍している
イチローの素振りが
同じもので
あるはずはないことは
わかりますよね?
けど、同じと
思っている人って
結構いそう。
素振りは素振りじゃん?
みたいな。
いや、違うんです。
(断言!)
イチローのことだから
たぶん、ガムシャラに
素振りしていたのは
小学生くらいまで
だったと思うんです。
で、高校生の頃には
すでに質を大事にしつつ
大量に素振りを
していたんではないかと
これは私の推測です。
ある一定量の
ガムシャラを超えたら
質も大事にしないと
伸びていかない。
「質も大事にしていく」
これを別の言葉
に例えると
「磨く」
ですね。
うーん、
文章にするのって
難しいわー。
量が質に変わってくる
タイミングがあるんですよ。
そこからは
磨くイメージになるんです。
ただ単に同じことを
やり続けていてもダメ。
これが、
ブルース・リーの言う
Feelなんだと思っています。
Don't think
で、ガムシャラに大量に。
Feel
で、磨いていく。
イチローは
どこかのタイミングから
素振りがどんどん進化して
いったんではないかな?
ずーっと同じ素振りをしていたんじゃ
あれだけの記録は残せませんよ。
*あまり野球に
くわしくないうえに
テキトーに憶測で
書いていますので
悪しからず。
なんか最近、
とにかく量だよ量!
みたいに言う人が
多いような気がするんですが
なんども言いますけど
量だけでもダメで
質だけでもダメ。
でも、まず、
最初は量なんです。
たぶん、ここからは質だ!って
わかるタイミングがくるまでは量。
ひたすら量。
で、ここからは質だ。
ってわかったら
質を追加する。
このタイミングを
逃さずにわかるのが
感覚というか
世の中的には
センス
と言われているもの
なんではないかな?
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今年最後にこれ書けてよかった。
来年もよろしくお願いします。
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